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研究・開発の取り組み

熱技術で未来をクリエイトする

未来の低炭素社会とサステナビリティのためにも、熱処理技術の革新は欠かせません。効率的に加熱・断熱する技術の開発や無駄のない材料・エネルギー活用など、カーボンニュートラル実現に向けて、私たちは今も多くの課題解決に取り組んでいます。
ここでは、最新の研究開発事例について、ご紹介いたします。

働く様子

研究開発事例

近年の研究開発における取組事例をご紹介します。

case 1高性能断熱材の開発による省エネ化

熱処理装置は、工場で消費されるエネルギーの約2割を占めると言われています。
この多くのエネルギーを消費する熱処理装置において、使用電力の削減が急務になっています。
当社では、各種装置に組み込まれる断熱材「モルダサーム®」の高断熱化に取り組み、カーボンニュートラルに貢献して参ります。

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炉外への放散熱量を低減し、省エネに貢献

case 2過熱水蒸気の活用で
革新的熱処理装置を提供

従来、食品分野で多く採用されていた過熱水蒸気(※)技術を応用し、当社はセラミックスの脱脂用途として業界で先駆けて量産用熱処理装置を開発しました。 過熱水蒸気対応装置はAllFit®シリーズとして、セラミックス製造の生産性向上に貢献しています。
※100℃の状態から常圧でさらに高温加熱した水蒸気

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従来の方法に比べて処理時間を約半分に短縮

case 3予防保全から予兆保全へ

熱処理炉の突然の故障は生産計画に大きな影響を与えます。
IoT・機械学習・AIの技術を用いて設備の状態を常時監視・分析することで、故障の予兆を事前に捉えて未然防止することが可能となります。
当社では、お客様に安全で安定した設備の稼働と、最高の熱処理品質を提供できるよう、日々、予兆検知の技術開発に取り組んでいます。

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IoT技術を用いて、兆しを捉える